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Microsoft エバンジェリスト&トライアスリート 大田 昌幸の個人ブログ

Kinect v2 (オープン ベータ) 発売開始!

こんばんは、大田です。

7/15 (火) に Kinect for Windows v2 センサーがオープン ベータ版として発売開始となりました〜!この日をどれだけ待ちわびたことか。

 

Kinect って?

このブログで Kinect について扱うのははじめてなので、まずは Kinect について簡単に説明しますね。

Kinect は人間のジェスチャーや音声コマンドを認識するコントローラーです。ざっくり言うと、Kinect を使うことで、ゲームや PC をジェスチャーや音声で操作できるようになります。

読んでみるより実際に見てみる方が分かりやすいので、Youtube の動画を貼付けました。これは、エンターテイメント方面での活用事例で、ダンスゲームに Kinect を応用しています。


W松井 キネクト 「DanceEvolution」 - YouTube

 

Kinect v2 が登場

kinect v1 はもちろん凄かったのですが、より性能の強化された version 2 が発売されました。詳細はこちらのページをご参照いただきたいですが、ざっくり言うと以下のような特徴があります。

  • v2 よりも性能の強化されたカメラ・深度センサーを搭載し、より小さな物体を認識可能。この性能強化により、以前は実現できなかった指の認識や、より正確な表情の認識等に効果を上げていそうです。
  • これまで最大2名までしか認識できませんでしたが、6 名まで認識可能となり、より大人数を対象としたエンターテイメントアプリケーションなどで応用可能です。
  • それぞれの人の 25 の関節を認識でき、フィットネスやトレーニングなどの評価に応用可能そうです。
  • ソフトウェア開発用のキット(SDK) 2.0 も同時に公開されますが、この SDK を利用することで Kinect を使った Windows Store app が開発可能です。Kinect を使ったアプリケーションを Windows Store 経由で販売できるというのは、ビジネスを広める上でも役に立ちそうです。ちなみに、Xbox 上でも動作するようですし、Unity のサポートもしています。
  • (まだ商品が到着していないので要確認) 機械学習を使ったツールが提供されており、これにより開発者が作成したジェスチャーを取り込めるようです。もともとジェスチャーを正確に認識させるために独自で機械学習を組んでいた開発者もいるかと思いますが、今後はそういった手間を省けるわけですね。これは嬉しい!

 

技術が凄いのは分かったけど、自分のビジネスにどうやって応用すれば良いの?と思う方もいらっしゃるかと思います。そんな方は是非、事例のページを見てみてください。

エンターテイメント、ヘルスケア、教育に関連した記事や動画を見ることができますので、今後ビジネスに Kinect を活用し他社との差別化をおこないたいという方には有益な情報だと思います。

 

Kinect v2 は注文後 2 ~ 4 営業日ほどかかるそうなのですが、到着したらこのブログでも引き続き情報提供をしていきます!興味ある方は是非 Kinect を使って開発してみてくださいね〜!