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Microsoft エバンジェリスト&トライアスリート 大田 昌幸の個人ブログ

【Kinect => Web サンプル作成シリーズ(2回/?回)】 Visual Studio の基本的な使い方

こんばんは、Microsoft Ventures Tokyo の大田です。

この記事は、Kinect => Web サンプル作成シリーズの 2 回目の記事になります。

今回は Kinect プログラミングを行うツールである Visual Studio の基本的な使い方を紹介していきます (概念の詳細な解説よりも、実際に進めていくうえで必要な手順に的を当てています)。

 

シリーズ一覧

今回のシリーズの目次をこちらに記します。

今は合計何回で書き終わるか不明なので タイトルには "2回/?回" と書いています。順を追って作成することで効果的に技術を学び、最終的にサンプルが完成するように記事を書いています。

  1. このシリーズで学べることの解説
  2. Visual Studio の基本的な使い方の解説 (この回です)
  3. (順次追加予定)

なお、環境は "Windows 8.1 Enterprise" と無料の開発ツールである "Visual Studio Express 2013 for Windows" を使って解説します。

Visual Studio の基本的な使い方 : プロジェクトの作成

Visual Studio を使って何らかのアプリを開発するには、まずは "プロジェクト" というものを作る必要があります。そのため、まずはこの手順を見ていきましょう。

  1. Visual Studio Express 2013 for Windows を起動します。
  2. [新しいプロジェクト...] をクリックします。

    f:id:NT-D:20141006190254p:plain

  3. [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されるので、画面左側で [インストール済み]-[テンプレート]-[Visual C#]-[ストア アプリ]-[Windows アプリ] を選択後、画面右側で "空のアプリケーション (Windows)" を選択します。

    f:id:NT-D:20141006184818j:plain

  4. [名前] テキストボックスに任意の名前を入力し、[OK] ボタンを押します。
    今回は例として "KinectSample" と入力しています。

    f:id:NT-D:20141006184836j:plain

  5. プロジェクトが完成し、以下のような画面になります。これでプログラミングを始めるための準備は完成です。

    f:id:NT-D:20141006184852j:plain

この画像の赤枠で囲った部分にプロジェクトに関連するファイルが表示されます。

具体的には、[ソリューション 'KinectSample(1 プロジェクト)']-[KinectSample (Windows 8.1)]-[プロジェクトに必要なファイル群] という構成になっています。あれ、"ソリューション" っていつの間に作られたの?と疑問に思うかもしれません。

ソリューションというのは、複数のプロジェクトを纏めて管理する際に活用されます。例えば、複数のプロジェクトが 1 つのパーツを使いまわすような場合にソリューションは役立ちますが、今回は 1 ソリューション、1 プロジェクトでサンプルを開発するので、詳細な解説は省きます。なお、このページに詳細は解説されているので、参考までにご覧ください。

 

Visual Studio の基本的な使い方 : プログラムの実行

今後開発していくプログラムを実行する方法を解説します。まだ何もコードを追加していないアプリなので、「こうやって実行するんだ」という感覚をつかむために以下の手順をお試しください。

  1. 以下の画像の赤枠部分をクリックするか、キーボード上で [F5] キーを押すとプログラムが実行されます。

    f:id:NT-D:20141006184954j:plain

  2. プログラムが実行されますが、まだコードを追加していないので黒い画面が表示されるだけです。

    f:id:NT-D:20141006185009j:plain

  3. プログラムを終了します (このページに終了方法が動画で紹介されています)。
  4. Visual Studio 側でも ■ をクリックして完全に処理を終了させます。

    f:id:NT-D:20141006185018j:plain

今回の記事では、Visual Studio で開発するための基礎的な部分を紹介しました。これ以降も何らかの機能を使うたびに解説をしますので、安心してこのシリーズを進めていってください。

次回は、知っておくと便利な Visual Studio の機能を解説し、その後 Kinect のプログラムを開始していきます!お楽しみに!